農園くさむら

農園くさむらについて

2021年、根も葉も凍る1月初旬。
胸のすくようなコバルト色の晴れ空のもと、雪衣を稜線に纏った南アルプスを遠く望みながら、わたしたち「農園くさむら」をみなさんに知ってもらうための文言をあれこれと考えつつ、これをタイプしています。
ディスプレイを通してこれを目にするあなたに、わたしたちのことをより多く、より良く知ってもらえるようにと願いながら。
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農園くさむらは、園主である永田が、2017年に南信州・伊那谷の中川村で開いた農園です。
安曇野で学んだ「自然農」をベースに、肥料と農薬を施用することなく、多品目の野菜と米を栽培する農園を開きました。今では、年間40品目以上・80品種以上の露地野菜と2品種の米を栽培するに至っています。
「美味しい」ってなんだろう。
「安全」ってなんだろう。
「体に良い」ってなんだろう。
本格的に農を志してたかだか10年、まだその自問に答えられずにいます。
絶対的な「美味」のない食味、農薬肥料を使わないだけで無条件に「安全」のラベルを張ることが然りなのか、無数ある個人の体に遍く「良」は存在するのか。
農園くさむらのスタンスは、いくつかの点においてはそれに対していくらか懐疑的です。
ですが、この栽培を続けることに一片の迷いもありません。
このやり方だからこそ、わたしが「農」を実践する価値があると考えているからです。
「Qusamura」の「Q」は「Quest」でもあります。
すなわちそれは答えを探し求める冒険であり、着地できないかもしれないフライトです。
そもそも野菜や米は、植物は、人に食されるために存在しているわけではありません。
彼らは「命をつなぐ」ためにそこに存在しています。
一喜一憂せず、不平不満を表明することもなく、淡々とありのままを受け入れ、その環境の中で最善の「在り方」を選択しながら次の世代のために生きているのです。
薬を撒けばそれに依存するようになり、自ら病や虫に立ち向かう強さを放棄します。
肥料を与えれば早く大きく生育しますが、深く広く根を張り巡らせて栄養を探す必要性を失い「与えられる」ことに慣れます。
時にはメタボリックになり、病に抗う力を失います。
野菜の魅力はヒトのそれと似ている、と考えています。
無条件に守られ与えられ続けている者と、極端ではありますが、無一文の素っ裸で荒野に放り出されながら必死に自身を守り糧を探し道を切り開いていく者。わたしは、後者の方に強く魅力を感じます。野菜と同じように。
ついつい彼らを擬人化してしまうので、無意識に喋りかけたり、あだ名をつけたりしてしまいます。
傍から見れば怪しいオジサンです。
そんな彼らの命が、大きな苦難を乗り越えられずに潰えてしまわないように。
花をいっぱいに咲かせ、結実させられるように。
そのために最小限の手を差し伸べること。
すなわち「元気いっぱい」に育ってもらうこと。
その「元気」をたくさんの方にお届けすること。
彼らがのびのびと育ちゆく様をイメージしながら環境を整えること。
そして、彼らの命をつなぐこと。
それが農園くさむらの大切な仕事なのです。
わたしたちの糧である彼らの「元気」は、とても幸運にも、今ではたくさんの方々に「美味」「安全」「身体に良い」というお声とともにお求めいただいています。
結びに。
個人的な事情であるため多くは書きませんが、わたしには15年以上にわたって重度の精神疾患に耐え続ける妻がいます。彼女との生活の中で、食が身体と心に及ぼす影響をまざまざと見せられてきました。そして、亀の歩みのようにゆっくりとではありますが、くさむらの野菜と米が、彼女を少しずつ癒しているということも実感しています。
ハンディキャップを抱えるすべての人に対して、くさむらの野菜と米が良い影響を与えるかどうか、一農夫に過ぎないわたしには知る由もありません。しかしこれまでに、様々な病やアレルギーに苦しむ方々、小さなお子さんのいるお母さんたちからとてもポジティブな反応をたくさんいただいています。
そういった方々に「良し良し」と肯定され、背中を押してもらっているようにさえ思えるのです。
わたしたちを生かしていただいているたくさんのあなたに、心からの感謝を伝えたいです。
いつもありがとうございます!!!
農園くさむら 代表 永田達
住所:長野県上伊那郡中川村片桐5791
電話:090-6111-1222(永田)

くさむらCSA会員募集

わたしたちの活動を支えてください
わたしたちは「収穫物」と「体験」を提供します

2022年度、今年は定員10名でCSA会員を募集します。
CSAとは「Community Supported Agriculture」の頭文字を組み合わせた言葉で、日本では「地域支援型農業」と訳されています。栽培や運営に時間と労力を要する割に収量が少なく、安定的な営農が難しい小規模農家(主にオーガニック)を支援する仕組みで、欧米では一般的になっている考え方です。
農園くさむらの場合は、地域外からお求めいただいている方が多いため、「Consumer」つまり「顧客支援型農業」と言えるかもしれません。

CSAとは、おおよそ以下のような仕組みです。

農園くさむらで収穫される野菜の1/3をCSA会員向けの枠とし、それを「6月~1月・およそ月2回の野菜セット」と会員間で野菜をシェアする形で提供します。
あくまで「シェア」ですので、豊作であればボリューム満点、不作の時は量が少ない、といったことも考えられます。また年に数回、会員(希望者、各回ごとの定員あり)に圃場に足を運んでもらい、田植えや稲刈り、草刈り、収穫といった「体験」を提供します。
会費はシーズン前に徴収します。
年間活動予算の一部を先に確保することで、営農の安定化につながるとともに新たな試みを可能にします。
主に、アルバイトの人件費として活用させていただきますが、このおかげで、とても大きな安心感と勇気を得ることができます。
本当に手のかかる栽培方法を実践しているため、規模拡大と品質向上を両立させるには人手が不可欠なのです。
くさむらCSA会員へのご応募、心よりお待ちしています!
ご希望の方、ご興味がおありの方は、下にある「お申し込み、お問合せ」よりお気軽にご連絡くださいませ!

くさむらCSA 募集要項

農園くさむらでは、令和4年度のCSA会員を募集します。
募集期間:令和4年3月15日~令和4年5月27日
定員:10名
会費:80,000円
<会費に含まれるもの>
  • 12回お届けの野菜ボックス
  • 会員向けイベントへの参加
  • 来園および見学(農園開放日のみ)
<別途必要な費用>
  • 野菜ボックスの配送料(一律900円、会費の支払い時に合算させていただきます)
  • イベント参加およびご来園時の交通
  • 滞在費
野菜セット イベント 備 考
令和4年1月 お休み    
令和4年2月 お休み    
令和4年3月 お休み   令和4年度 CSA会員募集
令和4年4月 お休み    
令和4年5月 お休み   会員募集締め切り(下旬)
令和4年6月 2回   令和4年度 CSAスタート
令和4年7月 2回 野菜収穫 / 田んぼの草刈り  
令和4年8月 2回 野菜収穫 / 田んぼの草刈り  
令和4年9月 お休み    
令和4年10月 2回 野菜収穫 / 栽培教室  
令和4年11月 2回 稲刈り・ハザ掛け / 脱穀  
令和4年12月 1回    
令和5年1月 1回    

お問い合わせ・お申し込み

お申込み、お問合せはメールにて受け付けています。
qusamura.farm@gmail.com
件名に「CSA募集の件」と入れていただけるとありがたいです。
お電話は090-6111-1222(永田)まで。